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当院の施術に対する考え方

当院の施術はＣＳＦプラックテイス(脳脊髄液調整法)という手法を用いてとてもソフトな刺激で行っていきます。あまりにソフトなので患者さん中にはついつい寝てしまう人もいる程です。

さて患者さんは色々な症状を訴えて来院してきますが、簡単に治る人もいればいくら治療しても治らない人もいます。一般的にはあの人には合ったけれども私には合わなかったと思いがちです。本当にそうでしょうか？
それはあなた自身の治す力と今までの損傷の程度が関係してきます。

治りやすい人とは免疫力が高く、器質的損傷が少ない人です。
逆に治りにくい人とはいつも不調なところがあり、器質的損傷の強い人です。

当院ではこのポイントをまず患者さんに理解してもらい治療を進めていきます。

① 自身の治す力について

一番は良い睡眠(休養)をとることです。臨床をしていると免疫力の低い人は必ずと言ってよい程眠りが浅く、夢をみる、夜起きる、寝つきが悪いなどの症状があります。

質の良い睡眠とは夜寝たら朝まで目覚めずに気持ち良く起きられる状態です。

しかし残念ながら症状を訴えてくる患者さんの多くはしっかり寝ようとしても良い睡眠がとれてない体になっています。原因は頭蓋内の圧力が高いことにより脳が圧迫され自律神経が上手く機能しなくなり、筋肉が緊張しやすくなっているからです。その為にいくら寝ても疲れが取れない慢性疲労の状態になっていきます。
また、この筋肉の緊張による血行不良によっても症状は作り出されます。
では実際、症状を訴える患者さんはどのような睡眠をとっているのでしょうか？
よく当院では患者さんにこんな質問をします。「今一番辛い場所の力を抜けますか？」
答えは必ずＮＯです。そこでは私はこう説明します。「今治療中で一番力が抜けやすい状態で抜けないのですから夜は力を入れて運動しながら寝ているのと同じですよと」
それではいくらしっかり寝ようと思っても質の良い睡眠がとれるわけありません。そこで当院ではＣＳＦプラクテイスにより頭蓋内の圧力を正常化し自律神経を機能させていきます。機能していくと身体の力が抜け睡眠の質が上がり、症状のあった部位では力が抜けるようになったことで血行が良くなり症状が改善していきます。
こうして治療と質の良い睡眠(休養)をとることを繰り返しながら症状改善と元気でバテない身体をつくっていきます。

② 今までの損傷の程度について

器質的損傷の強い人とは変形やヘルニア、しびれなどの症状のある組織破壊の強い人です。
これらの状態の人は長期に渡って元気がなく、症状が出たり出なかったりを繰り返してきた人です。
これらの人は治す力が著しく低下している場合が多く、より治す力を高める必要があります。

なぜなら組織破壊された部分を若返らせ症状をなくしていくにはいつも元気な状態を保ちながら治療を進めていかなければならないからです。
当院ではこのような場合は患者さんとしっかり治療計画を立てて治療していく事により、症状のない快適な身体に近づけていきます。

毎日不調なく元気でいられることは宝です。
患者さんが生涯そんな身体でいられるお手伝いが出来れば幸いです。